約 3,134,646 件
https://w.atwiki.jp/irohahifumi/pages/162.html
【名前】ロラン(ローレシアの王子) 【作品名】ドラゴンクエストⅡ 【年齢】不明(恐らく10代後半) 【性別】男 【外見】全身青い服を着ている。髪の色は、昔は黒だったが近作では銀髪。 【所有剣】ロトの剣、光の剣等 【特殊能力】 高いHPと力 古流剣殺法 【性格】 原作ではプレイヤーの分身であり、性格は設定されていない。 【詳細】 名前の元ネタは漫画「ドラゴンクエストモンスターズ+」に登場したローレシアの王子ロラン。 性格などもここから取っていると思われる。
https://w.atwiki.jp/flak_18/pages/382.html
AMX-30R ロラン 種類 自走対空ミサイル 国 フランス 搭乗タイプ 重車両 特殊能力 なし 搭載可能 搭載不可 基本性能 兵種 車両 価格 270 編成数 10 耐久度 2 燃料 70 通常移動力 5 高速移動力 6 ECM回避力 0 移動タイプ キャタピラB 策敵範囲 高空 中空 低空 地上 海上 海中 1 3 3 2 2 0 回避力 高空 中空 低空 地上 海上 海中 0 0 0 23 0 0 兵装 PACK1 命中率 射程距離 攻撃条件 武器名称 火力 弾数 表記 航空機 ヘリ 車両 兵士 艦船 潜水艦 施設 高空 中空 低空 地上 海上 海中 階層 隣接 移動 攻撃 防御 爆撃 ミサ メガ ローラント 2 5 全 62 74 0 0 0 0 0 0 1 2 2 0 0 ▲2▼0 ○ ○ ○ ○ - ○ -
https://w.atwiki.jp/h_session/pages/9310.html
ダブルクロス The 3rd Edition PL名:にゅい 「もっと金を回そう! そして平和と愛を生もう! ラブアンドピースアンドマネーだ!」 ――ロラン、経団連の重鎮を相手取った会議の席にて。 【基本情報】 名前:ローラン=チャニング・ド・ラ・ヴィアルドー コードネーム:白鯨(The Whale) 年齢:27歳 性別:男 星座:牡羊座 身長:177cm 体重:60kg 血液型:O ワークス:UGN支部長A カヴァー:UGN汐舟市支部長 ブリード:ピュアブリード シンドローム:オルクス 【能力値】 肉体:1 白兵4Lv 回避1Lv 運転:馬 2Lv 感覚:2 精神:2 知識:経営学3Lv 社会:4 情報:UGN1Lv 情報:ビジネス3Lv 情報:メディア2Lv 調達4Lv 【ライフパス】 出自:名家の生まれ ヴィアルドー家は由緒正しい血筋だよ。まあ、子供時代はひどく貧乏だったけどね。 経験:大成功 ベガスでの奇跡の一夜をスタートに、もう、僕の豪運はノンストップだね!笑いが止まらないよ。 邂逅:貸し 覚醒:感染(侵蝕値:14)ベガスのホテルで目覚めたら、もう覚醒していたんだ。誰から感染したかって?僕が聞きたいよ! 衝動:解放(侵蝕値:18)悪くない気分だね。君の生殺与奪は今、僕が握っている。さあ、どうする?言っておくが、僕は金になんか心を動かさないよ! 基本侵蝕値:32 HP:24 行動値:6 戦闘移動:11m 全力移動:22m 常備化ポイント:16 財産ポイント:7 【ロイス】 Dロイス「生きる伝説」購入不可・Dロイス・ユニーク以外のアイテムの購入に自動成功。データが用意されていない物はGM裁可を仰ぐ。シナリオ1回。バックトラックダイス-1個。 朝田 利通 貸し P:○有意 N:無関心 彼には貸しが二つ三つあるね。その国の政治家に貸しを作っておくなんて、基本の「き」だろう? 神城 早月 ビジネス P:○感服 N:憐憫 あの若さで素晴らしい経営手腕だね!いいビジネスパートナーだよ。しかし彼女も大変そうだねえ。 橘 紗夜 同士 P:○尊敬 N:恐怖 見たよ、彼女の試合!素晴らしい剣士だね!しかし、チームメイトぐらいには心を開きたまえよ! 霧宮 夏乃 同士 P:○有意 N:不安 彼女は伸びるタイプだと思うんだけど、なんであんなに控えめなんだろうね?そういう性質なのかな? 新橋 霞 同士 P:○好奇心 N:猜疑心 いわゆる「いい人」だと思うんだけどね。なんだろう、何を考えているのか、もうひとつ見えないんだな……。 『ラタトスク』 ビジネス P: 同情 ○N:憐憫 僕とビジネスの土俵で勝負しなきゃならないなんて、かわいそうだね、ははは!手加減はしないけどね! 【エフェクト】 No : 名称 : Lv : タイミング : 技能 : 難易度 : 対象 : 射程 : 侵蝕 : 制限 : 効果 - : リザレクト : 1/3 : オート : - : - : 自身 : 至近 : 効果 : - : (LV)D点HP回復、侵蝕値上昇 - : ワーディング : 1/1 : オート : - : 自動 : シーン : 視界 : なし : - : 非オーヴァードをエキストラ化 =オルクス= No : 名称 : Lv : タイミング : 技能 : 難易度 : 対象 : 射程 : 侵蝕 : 制限 : 効果 01 : コンセントレイト:オルクス : 3/3 : メジャー : シンドローム : - : - : - : 2 : - : CT値-LV(下限7)。 02 : アニマルテイマー : 3/5 : メジャ/リア : シンドローム : - : - : - : 3 : - : 判定ダイス+[LV+1]個。 03 : 形なき剣 : 1/5 : メジャー : 白兵 射撃 : 対決 : - : 武器 : 2 : - : ドッジの判定ダイス-LV個。 04 : 領域の盾 : 2/5 : オート : - : 自動 : 単体 : 至近 : 4 : - : 対象はカバーリングを行なう。シーンLV回。 05 : 完全なる世界 : 3/5 : メジャー : S : 対決 : - : - : 5 : 100% : 判定ダイス+[LV+1]個、攻撃力+[LV×3]。 【イージーエフェクト】 No : 名称 : Lv : タイミング : 技能 : 難易度 : 対象 : 射程 : 侵蝕 : 制限 : 効果 【武器】 名称 : 種別 : 技能 : 命中 : 攻撃力 : ガード値 : 射程 : 常備化 : 解説 西洋剣 : 白兵 : 白兵 : -1 : 4 : 4 : 至近 : - : ヴィアルドー家に代々伝わる由緒正しい剣。なまくら。 バックラー : 白兵 : 白兵 : 0 : 0 : 2 : 至近 : - : ヴィアルドー家に代々伝わる由緒正しい籠手。別にどうってことない一品。 【防具】 名称 : 種別 : ドッジ : 行動 : 装甲値 : 常備化 : 解説 : 防具 : : : : : : : : : : : 【一般アイテム】 名称 : 種別 : 技能 : 常備化 : 解説 思い出の一品 : その他 : : 2 : 右手の結晶。ロランはこれが人生の転機の原因だと考えている。 意志 判定値+1。 ミーミルの結晶 : その他 : 情報 : EXP5 : ベガスのホテルで目覚めた時に、右手に癒着していた結晶。選択した「種別:コネ」と同じ効果を持つ。シーン1回。 情報収集チーム : コネ : 情報: : 2 : ヴィアルドーカンパニーの情報収集チーム。情報収集の達成値+2、シナリオ3回。 ボディガード : その他 : : 3 : ロランが経営する警備会社のSP。使用人相当。 専門家 : コネ : : 1 : 知識 レネゲイド の判定ダイス+2個。厳しいことで有名な某航空会社の研修を修了したプロフェッショナルのメイド。レネゲイドへの知識も深い。 ウェポンケース : その他 : : 1 : 選択した武器・防具をオートアクションで装備。 イリジウム衛星携帯電話 : その他 : : : 地球上のどこでも繋がる携帯電話。 スーツ : その他 : : : メーカーズシャツ鎌倉の特注オーダーメイド。 : : : : 【コンボ】 名称 条件 組み合わせ タイミング/技能/難易度/対象/射程/侵蝕値/ 判定/CT/攻撃/備考 ヴィアルドー式剣闘術 ~99% 1+2+3 メジャー 白兵 対決 単体 至近 7 5dx7+4-1 8 4 ドッジダイス-1個。 100%以上 1+2+3+5 メジャー 白兵 対決 単体 至近 11 11dx7+4-1 7 16 ドッジダイス-2個。 ※侵食率ダイスボーナスは加算していないので注意。 【概要】 キャライメージ http //sky.geocities.jp/lanuitsite/DX3_Laurent.jpg 生まれついての豪運と愛嬌とハッタリだけでのし上がってきた男。 かなりの美形なのだが、言動のすべてがそれを台無しにしている。 友人、知人からは「黙っていればいい男なのに」「黙っていれば」とよく言われる。 野心家というわけではないが、己の信条を貫くため、常に権威を求め、"上"を目指している。 その信条が何であるかは、ぺらぺらとよく喋る彼にしては珍しく、全く明かさない。 もっとも、本人もよく分かっていないだけかも知れない。 息を吸って吐くように大言壮語を吐くが、意外にも言ったことは大抵、成し遂げる。 本人に言わせれば、運命の女神に愛されているから、とのこと。 なお、「チャニング(Channing)」は正式な名前でなく、留学時代に友人につけられたニックネーム。 古い英語で「知ったかぶり」を意味する。が、裏の意味として「抜け目のない」というものもあり、 友人がどちらを意図して付けたかは定かでない。 ロラン本人は気に入っているようだ。 派手好きで、ほぼ常に身の回りに複数人のSPを従えている。 【性格】 臆病、己惚れ屋、万事適当で調子に乗りやすいなど、弱点だらけの男。 ただ不思議な愛嬌があり、周囲から「ロランだから仕方ない」で済まされる。 臆病なぶん、万事において周到であり、金の力にモノを言わせて、 自分に有利な土俵を作ってから勝負に挑む戦術が得意。 彼相手に正々堂々とした勝負などは挑まないのが賢明と言える。 【背景】 フランスでも屈指の伝統を持つ名家、ヴィアルドー家の長男として生まれる。 ただし、住まいは移民、貧困層が集まるとされるバンリュー(公営住宅)にあった。 治安は悪く、都市部から離れ、毎日金のことで夫婦喧嘩の絶えない家は、窓ガラスは割れ、 壁には穴が開き、それらを修繕する金もなく、まるで空爆にあった家のような有様だった。 ロランはエコール(小学校)に行くこともままならず、日々マルシェ(市場)で物売りをして過ごした。 必要に迫られてスリやかっぱらいを働いたことも数知れず、地元警察からは常習犯の少年として 顔を覚えられていた。 コレージュ(中学校)、リセ(高校)にも行かず、弟や妹たちをエコールに通わせるため、 日々、仕事をして過ごす日々。ロラン一家はとても貧困の連鎖から脱け出すことはできないかに思われた。 しかしロランには知識はなくとも、生まれついての商才があった。 マルシェでたった独りの物売りから始まった彼の仕事は、やがて年下の子らを使っての商売に広がり、 やがてマルシェで屋台を一つ、二つと構えることができるまでになった。 安定した収入が得られるようになったヴィアルドー家は段々と落ち着き、夫婦喧嘩も滅多に 起こらなくなっていた。 しかし、ようやく得た平穏の中、一番年下の妹が病に倒れる。 病名はI型糖尿病。膵臓もやられており、一刻も早い腎臓移植が必要だった。 家族全員が検査を受けたが、妹とは適合せず、ただ提供者を待つしかなかった。 そんな折、生活習慣の乱れから腎不全を起こした富豪が、妹の隣の病室に入院してくる。 彼は数日も経たずに移植を受け、事もなげに退院していった。 この時ほどロランが金の力を痛感したことはなかった。 幸運なことに妹にも提供者が現われ、臓器の移植を受け、無事に退院した。 その後、ロランは働く傍ら、勉学に励んだ。 コレージュ修了の資格を得た彼だったが、フランスの学歴社会の壁に愕然とする。 フランスで上を目指すことが可能なのはごく一部のグランゼコール卒業者のみ。 それ以外の大学出身者は、一生、そこそこの地位に甘んじなくてはいけなかった。 ロランは発想を変えた。 フランスでは駄目だ、と。 前にも増して、彼は一層、勉学に打ち込んだ。 昼は、とうとうマルシェに面した通りに出店することが叶った青果店で働き、 夜は寝食を惜しんで、ひたすら書籍に囲まれて、学んだ。 数年後。 ロランは奨学金を受けてハーバード・ビジネス・スクールへ留学。 経営学を徹底的に学ぶ。 留学の終わり頃、意気投合した友人たちと、ささやかな卒業旅行の意味で、 ラスベガスへ二泊三日の旅行をする。 一夜目は、ただ豪奢な街に圧倒され、観光客としてきらびやかな街を見て回る。 ロランにはこれだけで充分だった。 いずれまた、莫大な資金を手にして、ふらりと遊びに来よう、と。 散財したってその頃には痛くもかゆくもないだろう、と。 そう考えながら、安ホテルのベッドで眠りに落ちた。 翌朝、目覚めたロランは、右手に違和感を感じる。 そこには不気味な紫色の結晶が癒着していた。 病院に駆け込むも、結晶を一目見た医者は、ロラン本人が悪戯で 何か細工をしたのだろうと、相手にもせず、さっさと追い返す。 理解に苦しむロランだったが、最後の旅行で友人に心配をかけまいと、 手袋をして、ふたたびベガスの街へ繰り出す。 友人は、そこが悪徳カジノとも知らず、たちまち数百ドルを浪費してしまい、 けれど富裕な家庭に生まれた彼は、ただ気楽に苦笑いするだけだった。 ロランはと言うと、思い出に浪費するのも悪くないと思い、 なけなしの百ドル札一枚で、ルーレットに参加する。 ここからがロランの豪運の始まりとなる。 立て続けに、一度も外すことなく、出目を悉く当て続けるロラン。 どうせ「スる」つもりでいたロランは、分散などという考えは起こさず、一点に賭け続ける。 的中し続けるルーレット一点勝負に、百ドルはあっという間に数百万ドルに膨れ上がった。 明らかな不正を疑ったオーナーは、ロランを別室に呼び出し、 警察の立ち合いのもと、身体検査を受けるが、当然なにひとつ怪しい所持品は出てこない。 もともとこのカジノへの手入れを目論んでいたラスベガスMPDは、これ幸いとばかりに 店内の機械を全て調査、不正が露見したカジノは、かえって破滅の憂き目をみることになる。 数百万ドルの大金を手にロランはフランスへ凱旋帰国。 さっそく事業を起こし、これがまた大当たり。 成金、鯨(賭博で大儲けする者を"Whale"と呼ぶ)などの陰口を気にもせず、 ヴィアルドー家は社交界に返り咲く。 その後もヨーロッパを舞台に、経済界の重鎮たちと渡り合うも、 豪運と商才に加え、ハーバードで学んだ経営学を武器に、次々と返り討ちにするロラン。 とうとう、26歳の若さにしてヨーロッパ経済界の重鎮の一人にまでのし上がる。 この頃、陰口に使われていた「鯨」の名は、やがて畏怖を込めて、 ビークォド号とエイハブ船長を海底に葬った古典にちなみ「白鯨」と呼ばれるようになる。 現在、ディズニーランド、ユニバーサル・スタジオに並ぶ三大テーマパークに数えられる、 ヴィアルドー・パークを各国に建て、そこから得られる巨額の富をバックボーンに、 慈善事業を行なう傍ら、接触してきたUGN日本支部の誘いを受け、快諾する。 目的はヴィアルドー・パーク・ジャパンの設立のためであり、 日本の貧困層を支援する基金を設立するためでもあった。 並み居る強敵を打ち倒してきたロラン。 近く、タイムズ紙の表紙を飾る予定であるという。 彼の真意はなにか。 どこを目指しているのか。 それを知る者はまだ、いない。 【成長履歴】 2016.01.04 初期作成 【参加シナリオ】 【コンセンサス】 ●とてもやりたいこと ●NGなこと
https://w.atwiki.jp/turna/pages/17.html
以下は、http //anime3.2ch.net/test/read.cgi/x3/1174453388/から引用 ディアナ・ソレルのよしなに日記 in2007 652 :通常の名無しさんの3倍 2008/06/04(水) 13 42 07 ID ??? 雪の降る中、僕達は山荘にやってきた 夜中に出発をしたせいで到着したころにはすっかり深夜になっていた ロラン「ディアナ様、すぐに暖炉に火をつけますのでもうしばらくお待ちください」 暖炉に薪を入れ火をつけると、その火でお湯を沸かしたかったがやかんがない 椅子を一つ暖炉の前に置いて最低限の荷物だけを車から降ろしに行く やかんとお茶セットの入ったダンボールをまず部屋に入れ、やかんに水を入れて火にかける ディアナ「ロラン、まだ寒いわね」 火がついているとはいえ広い部屋にはまだ暖気が行き渡らない ディアナ様は白い息を吐きながら震えていらっしゃった 僕はディアナ様の手を温めるように外側から包み込んで ロラン「もう少しだけ、もう少しだけガマンしていただけますか?布団を下ろせば作業も終わります」 ディアナ様は小声であたたかいとおっしゃって僕の目を見て小さく頷いてくださった 布団を下ろし寝室のベッドの上に広げ終わると暖炉からやかんから湯気が出ている音が聞こえる 慌てて暖炉の部屋に戻りお茶を入れてディアナ様に差し出す ディアナ「お茶も暖かいですが、ロランの方が暖かかったですよ」 ディアナ様の笑顔を見てちょっとほっとする ロラン「残りの荷物は明日、朝が来てから運び入れますから、今夜はもうお休みください」 ディアナ様は大きく頷いてくださったがその場を動こうとしなかった 不思議な顔をしてみているとちょっと意地悪な顔をしたディアナ様が小声で囁かれた ディアナ「ロラン、新婦を寝室に案内するのは新郎である殿方のお役目ですよ」 はっ、そうか、ぼ、僕は今日からディアナ様の旦那となったんだった わかってはいたけど突然その現実を思いだすと顔が赤くなったのが自分でもわかった まてよ、そうするとお風呂も沸かした方がいいな、タオルとか着替えも下ろさなきゃ あたふたしているとディアナ様はその光景を見て笑っていらっしゃった 翌朝、暖炉の部屋には散らばったいくつかのダンボール箱とお茶を飲んでそのままのカップが2つ ガレージにはまだ荷物が積んだままの車と荷台がある そして目覚めた僕の隣にはすやすやと眠っていらっしゃるディアナ様が 僕は急いで荷物を運び込まなきゃと思いつつ、もうちょっとこの幸せそうな寝顔を見ていたいと思うのだった 654 :通常の名無しさんの3倍 2008/06/04(水) 15 33 10 ID ??? そっとベッドから起き上がって一人で荷物を運び込もうと思ったのだがディアナ様を起してしまったようだ これからお世話をするには別々で寝た方がディアナ様に迷惑をかけないのかもしれない 朝食の準備をする、朝食といってもまだ調理器具は車の中なのでミリシャから分けてもらったベーコン缶と パンを焼いた、ディアナ様はマロングラッセの時に相当懲りたのか、料理には興味を示さないので一安心 ディアナ「ミリシャのベーコンは本当においしいですねえ」 あの頃はまさか二人で一緒に住むなんて想像もつかなかったなあ 車から荷物を降ろしていると、雑巾を持って窓を拭いているディアナ様 ロラン「ディ、ディアナ様、だめです、座っててください」 ディアナ「ロラン、見てこの窓、とっても雲ってますわ」 言うことを聞いてくださらないので仕方なく窓拭きと床のモップ掛けをしていただきました その間に荷物を一通り出し終わってなんとか住める状態になった気がする、ああ新しい地球での生活が始まるんだ 昼食の準備をする、といってもまだ買出しに行っていないので玉子とベーコンでベーコンエッグを作る ロラン「ディアナ様、すいませんベーコンばかりで」 ディアナ「ベーコンも玉子を加えるとまた味わいが変わるのね、午後は買出しに行きましょう」 ロラン「は、はい」 食後のお茶が終わったところで車を出して買出しにでかける ノックスまで行けばなんでも買えるが時間が遅かったので近所の牧場や農家で野菜やミルクを買い込む ディアナ「これだけあれば1年くらい食べ物には困らないですね」 ロラン「1年は無理ですよ。。。」 夕食はシチューを作ることにした、野菜を切るときにディアナ様が覗き込むのがちょっとかわいいと感じる ディアナ「そうやって料理をなさるのね」 ロラン「はいはい、ディアナ様は完成をお待ちになってあそこで座っててくださいね」 それでも後から覗き込むディアナ様、その際にお体が背中に当たって気になって仕方ないのです じゃがいもを剥いているとそれを見たディアナ様は面白そうとばかりにご自身でもやり始めてしまった 何を言っても止まらないのは今日散々わかったのでしばらくそっとしておいたのだが結構器用になさる ディアナ「秋にはまたマロングラッセを作りますから楽しみにしておいてくださいね」 ロラン「秋までにはまだ時間がありますよ、あまり根詰めて料理なさるとその頃には嫌になられてしまうかも」 ディアナ「ま、まあ、ロランったら、意地悪なことをおっしゃる」 ちょっと怒ったディアナ様のお顔もステキです 食後には月から持ってきたココアを入れる、その香り、その味わい、まさに女王のココア ディアナ様は窓から月を眺めていらっしゃる、僕も一緒に月を眺めた ディアナ「このココアをいただきながら月を眺めることができるなんて」 その幸せそうな横顔を僕は一生忘れることはないだろう 655 :通常の名無しさんの3倍 2008/06/04(水) 16 17 56 ID ??? 目が覚める、ディアナ様の寝顔を見ながらそっと抜け出そうとするのだけどやはり起してしまう やはりお世話する身なんだから。。。と何度も思いつつついつい一緒に寝てしまう 朝、昨晩のシチューの残りと目玉焼きを用意する 寝起きのディアナ様はちょっと寝ぼけた感じに見えるけど、その寝ぼけた顔がまたかわいい 女王の頃につけていた青い口紅をしなくなり、髪の毛もクリームをつけずに自然のままでまとめていると なんだかキエルお嬢様と一緒にいるみたいに感じるから不思議 ロラン「ディアナ様、本当にディアナ様ですよね?」 しばらく驚いた様子でこちらを見ながらクスクス笑って ディアナ「いやですねロラン、私がディアナでなければあなたは昨晩どの姫君と床を一緒になさったというのです?」 ロラン「あっ、いやっ・・・」 つい思いを言葉にしてしまったことも恥ずかしかったけど、ディアナ様の切り替えしはもっと恥ずかしかった 食器を片付けて屋根に上り雪かきをする 屋根に上ると周囲の景色が良く見えてものすごく気分がいい どこまでも青く晴れた空、あの空の向こうにはキエルお嬢様が行くことになっている 僕は白の宮殿でのことを思い出した、ホワイトドールをギム・ギンガナムに奪われて命からがら逃げ出せれた僕は ディアナ様に呼ばれいることをシド爺さんから聞かされ白の宮殿へ降り立った ディアナ「ロラン、よくいらっしゃいました」 白の宮殿の席巻室、その高い場所にディアナ様はいらっしゃった、とりあえずディアナ様にホワイトドールが 奪われたこと、グエン様とギム・ギンガナムが手を組んで地球に行ったことを報告した ディアナ様はすべてをご存知だったのか、すぐに他の方にも召集をかけ対応策を練られた 結果、ギンガナム艦隊を征伐するとのことで地球に降りることを決意なされたのだけれども もしあのときこういう展開にならなければ、どういうお話をされていたんだろう? いろいろなことを考えながら雪かきをしていると、はしごを伝ってディアナ様が屋根に上がって来られた ディアナ「ロラン、お昼にしませんか?」 気が付けば日はかなり高くなっていてもう昼飯時だった ロラン「あっ、すいません、すぐ準備します、ってかディアナ様はしごになんか登ったら危ないですよ」 ディアナ「ふふふっ、ロランは本当に心配症ですね」 はしごを降りて暖炉の部屋に入ると、そこにはすっかり昼食の準備がされていた ディアナ「さあ、召し上がれ」 ロラン「こ、これディアナ様が作られたんですか?このコーンスープ??」 ディアナ「一人で暇だったのでついつい料理をしてしまいました、お代わりもありますよ」 ロラン「す、すいません、一人で寂しい思いをさせてしまいました」 ディアナ様はくすくす笑いながらコーンスープを口に運んでいらっしゃる あの時、白の宮殿でどんなお話をされようとしていたのかはわからないけど きっと結果として、こういう生活になっていたことに間違いはないとなぜか強く思わずにはいられないんだ 657 :通常の名無しさんの3倍 2008/06/04(水) 16 57 24 ID ??? 二人の生活もかなり慣れてきた朝、やはりディアナ様を起さないようにベッドを出ようとするのだけど どうしても起してしまう、まだ眠そうなディアナ様はいつみてもかわいい 朝日が差し込み、雪も溶けて消えている、もう春なんだと思えるすばらしい朝を迎えた 朝食の準備をしているとパンの残りが少ないことに気が付いた、パンを買いに行かなければ ノックスにキースが店を出したとの案内が来ていたのでディアナ様と一緒にノックスの町に行くことにした 久しぶりに見るノックスはまだ建物は所々壊れたままではあるものの、活気に溢れる町になっていた 案内地図を見ながらノックスをふらふら走っていると看板を先に見つけたのはディアナ様だった ディアナ「ロラン、ほら、あそこ、ドンキーの看板がありますよ」 店に入るとさすがに繁盛店だけあって人がたくさんいたが、ベルレーヌが僕達を見つけてくれて奥に通してくれた 店の奥には事務所があり、そこに通されてお茶を出してくれた、キースはなにやら電話中のよう すると二階からアニスばあさんが赤ん坊を抱いて降りてきた アニス「おやおや、あの時のお嬢さんに使用人じゃないか」 ディアナ「アニスさん、お元気そうでなによりです」 ロラン「アニスばあさん、お元気ですか?」 すっかり赤ん坊を抱いて恐持ての顔がにやけた顔になっているアニスばあさん ベルレーヌ「お、おばあちゃん、使用人は失礼よ、ロランさんよ」 ディアナ様はずっと赤ん坊を見ていらっしゃる、アニスばあさんはそれに気が付きそっとディアナ様に赤ん坊を渡した 赤ん坊を抱くディアナ様はとてもおやさしい顔をなさっていた キースの電話が終わり、いろいろ積もる話をした 女性陣は女性陣でなにやら話し込んでいたが。。。 ディアナ「この子のお名前はなんておっしゃるんですか?」 アニス「お嬢ちゃんも若いんだからこしらえればいいじゃないか、豊作と子宝は天からの恵みだからねえ」 ベルレーヌ「努力はされていらっしゃるんでしょ?」 ディアナ「ええ、まあ」 聞くに堪えられない内容だったので敢えて無視することに決めた キース「そういえば知ってるか?ローラ号がディアナ様を乗せて月へ飛んだそうだ」 ロラン「ローラ号?」 キース「ほら、ウィルゲムのことだよ」 ロラン「わかってるけど。。。なんでそんな名前付けるんだよ。。。」 キース「これからは月と地球を定期便で結ぶんだって、これで月と地球は一つ近くなったよな」 ロラン「ローラ号。。。」 パンをたくさん買って家に戻る途中、ディアナ様は上機嫌だった ディアナ「赤ちゃんってかわいいですね、私達ももっと努力をしなくてはねえ、ロラン」 ロラン「ど、努力ですか。。。でも、天からの授かり物ですからねえ」 ディアナ「そうですね、たくさんの人の命を弄んだ女王である私に神様はそのような授かり物をくださるはずが。。。」 ディアナ様がせっかくうれしそうにお話されていたのに、僕はなんて気の聞かない男なんだろう ロラン「ディアナ様、努力します!キースのところよりかわいい赤ちゃんを授かるように努力します!」 驚いたような顔でこちらを見るディアナ様 ロラン「亡くなっていったたくさんの人達を生まれ変わらせるには、生き残った我々が子孫を増やしていかないといけませんよね」 ディアナ様はちょっと涙ぐんでいたのだけれど、その涙を拭われてそっと僕の手を握ってくださった 658 :通常の名無しさんの3倍 2008/06/04(水) 17 22 05 ID ??? いつものように朝起きる、そっと起き上がるがやはりディアナ様を起してしまう いつもより眠そうなディアナ様 ロラン「まだ眠っていてください、朝食が出来たら起しますから」 朝食の準備をしてディアナ様を起して椅子に座っていただく ロラン「今日のスープはおいしいですよ、なんせ・・・、あれ?どうされました?お口に合わないですか?」 ディアナ様の食が全然進んでいらっしゃらない ディアナ「なんでしょう、最近暑いので熱気にやられてしまったのでしょうか?」 手をおでこに載せて上を向くディアナ様、ちょっと心配なのでお医者様に来ていただきました 医者「なるほど。。。」 ロラン「ど、どうなんですか?」 医者「おめでた、ですね」 ロラン「おめでたって、ディアナ様はこんなに苦しそうにしていらっしゃるのに」 医者「いや、ですからご主人。。。」 僕はよく事情を把握できなかった、こんなに苦しそうなディアナ様を見ておめでたいというなんて人だと思ったのだが ディアナ「ロラン、神様がこんな私達にも幸せを授けてくださったということですよ」 僕はとても混乱した、ぐるぐる頭の中を何かが回ってフワリ体が浮くような感じがした とにかくいつも以上にディアナ様のお世話をしなくては、近所の農家の奥様方に聞いて体にいい食事を いろいろご用意させていただいたり、掃除、洗濯などあまり体を使わないように一人でできることを全部引き受けて 朝も起してはいけないのでディアナ様ベッドの横に椅子を置いて眠られてから自分のベッドに移動するようにした すべてのことを僕がしてしまうのでディアナ様はなにやらお手紙をいろいろと出していらっしゃるようだ ディアナ「電話よりもお手紙の方が気持ちが伝わりますもの、ハイムのお母様のところにもお送りしましたよ」 秋になり、かなりディアナ様も安定されてこられたのでお医者様はそれなりに運動するようにと言われたので 湖でボート遊びをしたり、魚釣りなどをしている、まだお腹はそれほど目立たないけども確実に命がこのお腹の中で 育っているんだと思うと生命というのは宇宙より不思議なことなんだと思う こんな大切な命をなんであんなに簡単に捨てれてしまうのだろう? ちょっと前まで戦争をしていたこの国のことをふと思い出した、もう二度とああいうことは起してはいけないんだと心に誓うんだ 660 :通常の名無しさんの3倍 2008/06/04(水) 17 43 39 ID ??? また冬が来た、去年の冬は二人きりの冬だったが 今年の冬はまもなく生まれてくるだろう命と三人で向かえることができてうれしい 体が大変なディアナ様を思い、別々に寝ることで朝起してしまうことがないが ディアナ様が朝起きられないこともしばしばある、一人で食べる朝食は寂しいものだ 最近ディアナ様は昼に寝ることも多いからなのか夜出歩かれることが多くなっている 春前には生まれる予定なのだけど、おもちゃがないことに気が付いた この家におもちゃらしいものといえば月から買ってきたクジラのおもちゃくらいだし 僕が月から持ってきた金魚のおもちゃも持ってきたと思っていたのに荷物の中に入っていなかったし ハイム家に置いてきたのかと思ったけど、ソシエお嬢様はないとおっしゃる 朝起きてディアナ様の姿がないので驚いて外を見てみると、散歩から帰って来られるところだった 最近ディアナ様は湖がお好きなようで、いつもご自身の姿を映してはふふふと幸せそうに笑っていらっしゃる こういうお姿を拝見すると、本当に幸せそうでよかったと心から思うし、僕も本当に幸せな気持ちになれるんだ ロラン「今日のスープはおいしいですよ」 ディアナ「ありがとう、ロラン」 妊娠がわかった日のスープ、ちょっと自信があっただけに飲んでいただけなくてちょっと残念な気がしていたんだ だから今日、また作ってみた ディアナ「おいしかったわね」 おだやかな口調でおっしゃるディアナ様、今までも一生懸命普通の生活をできるようにと尽くしていたつもりだったが やはりどこか女王の頃を引きずっていらっしゃったように思うけど 子供を宿すことでやっと普通の女性になれたのだろうか?表情も言葉使いもどこか穏やかになられたような気がする 僕は自慢のスープを完食していただけて満足気に ロラン「ありがとうございます」 とお礼をいうのだった ディアナ「ロラン、ちょっと疲れたので寝ますね」 ロラン「はい、では寝室へ」 僕はいつも通り寝室へお連れして寝入るまで隣の椅子に腰掛けてずっと手を握っている ディアナ「ロラン、この子の名前はどうしましょうね」 ロラン「お医者様のお話ですと女の子のようなので女の子の名前なんでしょうけど」 ディアナ「ローラという名前はいかがです?」 ロラン「ローラ。。。ですか。。。」 ディアナ「ふふふ、いい名前ではございませんこと?」 ロラン「ディアナ様、まだ生まれるまでには日にちがありますから、また明日考えましょう」 ディアナ「そうですね、ロラン、また明日もあるんですものね」 僕は眠りにつくディアナ様のおでこにそっとキスをして椅子を立ち上がった 音を立てないように、ちょっとした音でもディアナ様は起きてしまう そっとドアを閉める ロラン「ディアナ様、また明日」 ※ソシエ版では電話で報告したことにしたが、ディアナ&ロラン版では手紙ということにしました
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/8423.html
422通常の名無しさんの3倍2017/05/19(金) 10 10 29.72ID pFweurSC0 423 キラ「(wikiのタグ付け作業中)…改めて見直すとさあ、最初期のロラン兄さんの扱いって完全にヒロインのそれだよね。出番も多いし」 ロラン「まったくもって嬉しくないです」 ウッソ「完全に生まれる性別間違えてるよねって思うようなネタも結構たくさんありますね」 ガロード「でも俺は最初期の雰囲気、嫌いじゃないな。手探り感があってさ」 ジュドー「たしかにね。一度初心に帰って、全員初期の性格になってみる?」 シロー「もしそうなったとしても犯罪行為は許されないからな?」 キラ「それに今、昔みたいなロラン兄さんが現れたら大変だよ。…主にベル兄さんが」 ベルリ「なんで名指し!?」 キラ「非モテには刺激が強いんじゃないかと」 ベルリ「非モテ言うな! …確かに今でもたまにドキッとするような仕草gげふんげふん!」 アムロ「これは危険だな…」 セレーネ「ていうか、タグ付けまだ終わんないの?」 キラ「姉さんが手伝ってくれたらもっと早く終わるよ」 セレーネ「めんどいからパス」 (現在wikiのページにタグをつけようという試みを行なっています。手伝ってもいいという方、ご協力をお願いします) link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ キラ・ヤマト ベルリ・ゼナム ロラン・セアック
https://w.atwiki.jp/zensize/pages/312.html
【ロラン・セアックwith∀ガンダム】 【作品名】∀ガンダム 【ジャンル】アニメ 【名前】ロラン・セアックwith∀ガンダム 【属性】ムーンレィス/ホワイトドール 【大きさ】全高20m&月光蝶(片翼で660m以上、両翼で1320m以上) 【長所】月光蝶 【短所】本気出したらもっと凄いらしい癖にロランが乗った∀だとここまでしかやってない 【備考】∀の大きさ20mを参考に、比較して月光蝶の片翼の規模を計算した。 参戦 vol.1
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/611.html
ローラの異変から2時間後、再び治験は開始された。 アムロが退職と引き換えに会社から取り寄せたプログラムをインストール、動作設定の細部調整を 完了すると、ロランを飲み込んだ人体再構成カプセルは再起動した。自己診断プログラムの異状なし の報告を確認すると、ナナイ自らの操作で治療プログラムを走らせたのだった。 「それにしても・・・」 カプセルを見つめながら佇むアムロはつぶやいた。 弟たちの大部分はサイコフレームルームへ戻り、祈りを続けている。鼻血を噴いたコウはシーマに連れられて 医務室へ行った、はずだが二人が行ったのは別の場所のようだった。 うぶな弟が人知れぬ場所で年増女に何をされようが知ったことではなかったが、アムロはとある出来事を 思い返していた。それは、後からやってきたシーマ、ソシエ、シャクティをこのカプセルの前に連れてきた時のことだった。 「アムロさん、この中にだれかいます、ロランさんとは別の・・・誰、あなたは・・・ロランさんに何をっ、 やめて、あなたは一体、・・・まさか、らる・・・ぁ・・・あぁっ!!」 シャクティがいきなり訳のわからないことをわめきだし、突然悲鳴を上げて気絶した。 その場に居合わせたウッソに抱えられてまっすぐ医務室に運ばれていったが、その時彼女が言ったことが気になって仕方が無かった。 「ロランとは別の誰かなどと、そんなはず・・・自分にしか理解できない世迷言を言う癖があるとウッソは言っていたが・・・」 何か腑に落ちないものを感じ、アムロは彼女の言葉を反芻してみた。 「「あなたは一体、まさか、らる・・・ラる・・・ラル・・・」もしや!?」 彼はある確信を持って断言した。 「もしかしてランバ・ラルの亡霊!?」 因みにその時、その名の人は女房のハモンと共に居酒屋で焼き鳥を焼いていた。 一方、医務室。 ウッソの介抱を受けてベッドに寝かしつけられたシャクティは、やや苦しげに眠っていた。 「うぅ、はぁはぁ、うぅ・・・」 「どうしたんだろ、急に・・・ここに来る前事故にあったって聞いたけど、頭でも打ったりしてないだろうな。」 ウッソが心配する傍で、彼女は悪い夢にうなされているように寝息を乱してうめいていた。 「うぅ、だめ、もう、食べられない・・・うぅ、だめ、ウッソ、カルルマンと同じ・・・祖・・チン・・・」 「・・・いや、大丈夫だなこりゃ。当たり所は良かったんだ、多分。」 そういってそっぽを向いてしまい、ウッソは一人ごちた。ゆえにその時彼女の漏らしたかすかな声は 耳に届かなかった。 「あぁ、アムロ・・・時・・が・・・み・・える・・・」 治験再開から10分後、サイコフレームルームを抜け出してカプセルの前にやって来た者がいた。 ソシエだった。しょんぼりした表情でアムロの前に立つと、詫びてここに来た理由を述べた。 「ごめんなさい、本当はみんなと一緒にロランのために祈らなきゃならないのに、駄目なんです。 このままロランが液体のままになったりとか、得体の知れないものになってしまったりとか、そんな悪いイメージしか イメージできなくて・・・又ロランに迷惑かけそうで・・・」 ここのところの失敗続きと、かかる事態の急変の為にすっかり弱気になっているソシエだった。 そんなことはない、元気を出して、と彼女を慰めると、アムロはただ静かにカプセルを見つめていた。 彼女もそれに倣い、祈るように見つめた。 しばらくそのまま沈黙が続いたが、やがてソシエが口を開いた。 「実は一つ、気になることがあって、なんだか居ても立ってもいられないんです。」 「・・・まさか、シャクティの?」 「エ、アムロさんも!?」 思わず向き合う二人。同じ不安を抱えていることを確認しあうと、内に貯めていた物を吐き出すかのように 彼らは話し合った。 「だがしかし、あのシャクティの言うことだし・・・」 「いいえ、変な子だけど、嘘やでたらめを言う子じゃないわ。」 「ここに来る前に事故にあったそうだが・・・」 「あの子、私を盾にして怪我を免れたんです。頭を打ったりしてないわ。」 「その腹黒さが何か我々を窮地に貶めようと画策する可能性は?」 「有り得ない。確かに陰謀家で強欲で裏で何してるかわからない子だけど、困っている人にとどめを刺すようなことは絶対しないはずです。」 酷い言い様だな、とは思ったが、確かにロランの為に色々してくれた事を思い出してアムロは自らを恥じた。 「そ、そうだな、すまない。では話を変えて、仮にシャクティが何かを見たとして、それは一体何だろう?」 ふと間をおいて考えたソシエが思慮深げに答えた。 「あたし思うんだけど、そもそもあの怪しげな水を飲んだ事が事件の発端でしょ?あの中に呪いやら幽霊やらがいて、ロランに飲まれて憑依しちゃったとか・・・」 そうか!アムロは気づいた。ロランの飲んだ呪泉郷の水は科学的に調合された薬品などではなく、人がおぼれて死んだことによってできたオカルトの産物なのだ。 「そうだ,僕たちは肝心なことを見逃していた。今回のことは非科学的なんだ。それを科学的見地に置き換えて解決できると考えていた。だが非科学的なことに対して科学で事を成しえたことなど 実際ほとんどないんだ。そう、お化けをプラズマで説明なんか出来ないことを忘れていた。」 「そうよ、ロランの体を直すならこんな機械に入れるんじゃなくて御祓い家さんを呼べばよかったのよ!」 「直ちに治験を中止だ。それから祈祷師を呼ばなくては・・・ジュドーの知り合いにそれを生業にした姉妹がいたな。」 「シャクティのお母さんも似たような仕事してるわ。」 「思えばロランの体を一時的に直してくれたのはあの娘だった。その母親ならもっと力が・・・あぁ、こう考えたなら簡単なことだった。なぜもっと早く気づかなかったんだ!?」 「そうさせないように私が仕向けたからよ。」 その時どこからとも無く第三者の声がした。声がしたのはカプセルのインターフォンからで、その声色は、明らかにロランのそれだった。 「ついに解ってしまったのね、アムロ。でも、もう遅いわ。」 だが口調が彼とは違う。ロランに憑依した何かのものだろうか。 「お前は誰だ、ロランの中から出て行け!それに遅いとはどういう意味だ!?」 数瞬の間の後、声の主はゆったりした口調でアムロに語りかけた。 「私が誰だかまだ気づかないの?それとも気づかないように自分を誤魔化しているの?」 「えっ!?」 彼は戸惑った。僕はこの人のことを知っている?知っていて知らないふりをしている?何故!?そうであってほしくない人、そうであってはいけない人、まさか!? 認めたくないが今、ロランの中にいるその人とは、やはりあの人・・・ 「そうか、やはり貴方か・・・ら、ララ、ランバ・ラル!!」 「・・・・・・・違いますっ!」 声の主は声高に答えた。 「そうか、それは失礼・・・」 言ってアムロは正直ほっとした。ロランを介して萌え萌えしたりした相手が彼では、死ぬしかない。 「・・・肝心なところでマジボケするのは、14年前と変わらないのね、アムロ。」 「14年前!?まさか君はっ」 心臓発作を起こすほど、胸がキュンッとなる。彼の記憶層から思い出のフィルムがばらばらと散らばり、さまざまな情景の中からある一人の人物が浮かび上がり、 ぼんやりした陰影を作り、やがてはっきりした輪郭を形どり、穏やかな表情を彩った。それは褐色の肌を持ち、緑色の眼差しを向ける美しい少女だった。 そしてその人の名を呼ぶとき、アムロは今度こそ間違わなかった。 「ら、ララァ・・・ララァ・スン!」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ アムロ・レイ ロラン・セアック ローラ・ローラで大騒ぎ 長編
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/576.html
これまでのあらすじ 濃縮版娘溺泉を誤って飲んだロランは美少女ローラ・ローラと化し、 更にはシャクティの怪しい祈りで胸がFカップとなってしまった。 様々な紆余曲折を経て、ジオニック社の人体改造により、元のロランに 戻るはずだったが、実験途中、彼女の体は羊水カプセルの中で忽然と消えた。 羊水カプセル前。 兄弟たちは、ロランのいなくなったカプセルのオレンジ色の羊水を ただ呆然と見つめていた。 言葉を失い、青ざめて虚ろに、只為すことなく立ち尽くしていた。 この実験を仕切っていたナナイは、ショックのあまりにパニックに陥り、 シャアと研究所員に連れられて出ていった。指示を促すものがいなくなり、 ラボの機能は完全に停止している。 「ロラン兄ちゃんどうなちゃったの!?消えちゃったの!?もしかして死んじゃったの!?」 アルがアムロにかじりついて問い詰める。だが、何を言っていいか解らず、 アムロは末弟の頭を撫でるだけだった。 弟たちを見回すと、皆一様に固まったまま、というより立っているのがやっとという有様で とても意見を求められる状態にない。普段ならどんな時でも冗談を飛ばすジュド・ガロでさえ 俯いて固く口を閉ざしている。自分が何か言わなければならない、その何かを必死に 考えていたら、感極まったアルが泣き出した。 「やだ、ロラン兄ちゃん死んじゃやだーっ!」 そしていないロランの体に抱きつくかの様に、羊水に両手を突き入れた。 その時・・・ 248 名前:ロラン・ローラで大騒ぎ投稿日:03/11/18 13 04 ID ??? 「あれ、僕の足に触っているのは誰ですか?」 カプセルに直結のスピーカーからロランの声が。 「ロラン兄ちゃん、ロラン兄ちゃんなの!?この中にいるの!?」 「どうしたのアル、涙声で。何か有ったの?真っ暗で何も見えないけど・・・」 「おいロラン、大丈夫か!?返事をしろロラン、おいロラン、ロラン、ロラン!!」 アムロがいきなり叫ぶ。只ひたすらにロランの名前を連呼した。 「とても静かですね。今アル一人だけ?皆はどうしたの?」 この時カミーユがある事に気づいた。 「皆、ロランはこの羊水の中に溶け込んで生きている。そしてどうやらこの中に手を入れると 言葉が伝わるらしい。アムロ兄さん、手を入れて!」 「あ、あぁ!」 事の把握をするとアムロは、ロランの頭の辺りに片手を入れて、自らの動揺を押さえるように して、彼に語り掛けた。 「ロラン、大丈夫か?どこか具合の悪いところはないか?」 「アムロ兄さん、何が起こったんですか?僕は何も見えなくて、兄さん達以外の音や声も 聞こえないし、それと体が動かせないんです。一体どうなって・・・」 ここで事の真相を語ってはロランに動揺を誘い、今よりもっと悪い事態になるかもしれない、 そう判断したアムロは何とか状況をはぐらかそうとした。 「あ、そうだ、ほかの者達もいるから安心しろ。おい、シロー。」 次の者を促して自分は羊水から手を引き抜き、ロランに聞かれないようにして 弟たちにその旨を伝えた。 249 名前:ロラン・ローラで大騒ぎ投稿日:03/11/18 13 04 ID ??? 「とにかく安心させてこの状態を保つようにしよう。ロランは今自分がどうなっているか 気づいていないから絶対にこの事を悟られるないよう話をごまかせ。」 それを聞いて、言葉を一つ一つ選びつつ自然にシローは話し掛けた。 「ロラン、心配しなくていい。今ちょっと停電なんだ。それで今皆取り乱していたんだ。」 「シロー兄さん、そうだったんですか。アル、それで怖くなって泣いてたのか、僕はここにいるから 大丈夫だよ。」 「うん、もう平気だよロラン兄ちゃん。」 彼には見えていないのに必死に笑顔を繕うとするアル。次にドモンが手を入れた。 「俺達も暗くてお前の姿は見えないが、心配ないさ。体が動かんのは、俺もよくは 解らないがこういう事態に備えて安全上、体を拘束するシステムなんじゃないか。機械とは そんな物だと、レインが言っていた。」 ドモンにしては上手い言い訳だった。メカ音痴がここでは役に立つ。 「そうなんですか、わかりました。でもドモン兄さん、痛いからそんなに強く肩を握らないで ください。充分ですから。」 え、肩?アムロはいぶかしんだ。ドモンが手を入れているのは体があればつま先の辺りだ。 そう言えばアルが足を触っていると言われたが、場所的には手は腹の付近に入れられている。 体が溶けたことで配列がばらばらになっているのでは、アムロがそう考えていたとき、 コウが腕をもぐした。ちょうど頭のある付近だ。 「僕だ、コウだよ。心配いらな・・・」 「キャァーッ!!!」 250 名前:ロラン・ローラで大騒ぎ投稿日:03/11/18 13 05 ID ??? 突然響くロランの絶叫。 「そんなとこ、あ、やめて、兄弟でそんな、あ、指なんか入れ、いや、止めてーっ!」 「・・・・・・え?」 絶句して固まるコウ。 「コウ兄さん、ロラン兄さんのどこを触ってるんです、離れてください!」 ウッソが諭すが、コウは何故かどんどん顔が赤くなっていく。 これは鼻血を吹く前兆、飛沫が羊水に混じってしまったら、どのような異変が起こるやも!危ない! 「せいっ!」 その刹那、ヒイロがコウにローキックをかます。ガクッっと折れる膝、そこへ間髪入れず 「兄さんごめん!」 背後に回ったキラが背負い投げ、体は垂直に跳ね上げられた。 「「とおりゃ~っ!」」 そして絶妙のタイミングでジュド・ガロがドロップキックをかまし、コウははるか後方に 吹っ飛ばされた。床に勢い良く叩きつけられると同時に豪快な噴水と化し、 直径3メートルの血の池を構築した。 「ふぅ~危ねぇ危ねぇ。こんな所でロラン兄に迷惑かけやがって。」 「全く、うらやま、いや、うらやま、いや、けしからん事しやがって許せねえ!」 そう言ってバロムクロスを交わす二人。コウは血液を出し切り、ポコポコと泡を立てていた。 260 名前:ロラン・ローラで大騒ぎ投稿日:03/11/20 10 46 ID ??? ハイム家邸宅、ソシエの寝室。 「ソシエさーんっ!」バタムッ! 叫びながら物凄い勢いで扉を開け、ソシエのベッドに駆け込む者がいた。 シャクティだった。 「何よいきなりノックもなしに、騒々しいわね!そんな開け方したらドアの蝶番壊れちゃうでしょ!?」 「それどころじゃないんです、ロランさんが大変なんです!」 ウッソからの連絡で、ロランの急報を知らされたシャクティは、事の次第をソシエに伝えた。 「うそ、そんな・・・・」 顔面から血の気が引くソシエ。面倒くさくも半身を起こして話を聞いていたが、 力が抜けて又ベッドに伏してしまった。小刻みにカクカク震える。 「今、原因を究明してリカバリーを行っているそうです。まだ今なら話もできるそうですし、 行って勇気付けてあげましょう。」 「ええ、でも・・・」 変わり果てたロランを見るのが怖い。それに、こんな気持ちでどうやって彼を励ませばいいのか わからない。布団の中で縮こまるソシエ。ひたすら怯えた。 「・・・あの、今はこれ以上悪くならないように皆頑張っているけど、この先どうなるかは全く わからなくて、もしかしたら、このままロランさん本当に消えてしまうかもしれないって・・・」 ロランが消える!あたしの目の前からいなくなる! そんな、ロランがあたしの家に来なくなる、身の回りの世話をしてくれなくなる、料理や洗濯を してくれなくなる、あたしのそばに居てくれなくなる、「ソシエお嬢様」って言ってくれなくなる! そんなの嫌だ! だんだん恐れより怒りが込み上げてきた。主人の許しもなしに勝手にいなくなるんじゃないわよ! 少しづつ頭に血が上っていくソシエ。体に力が漲ってゆく。 「ロランはいつもあたしの傍にいなきゃ駄目なのに、冗談じゃない!」 ソシエのわがまま根性に火がついた。 ガバッ 包まっていたシーツを跳ね飛ばし、一気に起き上がると、ソシエはヅカヅカとクローゼットに 向かって歩き出し、シャクティに振り向いて言った。 「今度はお水になっちゃうなんて気合が足りないのよ!そこんとこ一言ビシッと言わなきゃ 駄目よね!すぐ出かけるわ、あたしが着替える間に用意して。車とか準備してある!?」 いきなりの変貌に少々面食らったシャクティだが、ひるまずソシエに言った。 「今、別口の用事であちらに行く人がいたので、便乗させてもらうことにしました。 いつでも出れます。」 [よっしゃぁっ、待ってなさいよ馬鹿ロラン!」 261 名前:ロラン・ローラで大騒ぎ投稿日:03/11/20 10 47 ID ??? 準備万端で玄関を出ると、そこには一台の赤いコンバーチブルが止まっていた。 「お嬢ちゃん達、急いでんだから早く乗りな!」 運転席にシーマがいた。 二人が挨拶もそこそこの乗り込むと、シーマはアクセルべた踏みで車をスクランブル発進させた。 「キャァ~~、ちょっと、もう少しやさしく運転しなさいよぉ!」 「っさいねぇ!あたしの可愛い坊やが一大事なんだ、舌噛むから黙っといでっ!」 へ、この人子持ち?何故か間の抜けた事を考えていると、傍らのシャクティが教えてくれた。 「コウさんの事です。あの人、あちらで鼻血吹いて倒れたそうで、シーマさん、手当てと介抱を お兄さん達に頼まれたそうです。」 「又なの、あの人!?又ロランがらみでいやらしい事したのかしら?ったくあの兄弟ときたら・・・」 そこへ会話に横入りするシーマ。 「電話で、致死量の大出血だって言うからあたしゃ、すぐさま医者呼べって言ったんだ。そしたら 『そんな事ではコウは助からない。弟には貴方の愛が必要だ!』なんて彼の兄さんが言うもんだか らさァ、こんなチャンス願ってもない・・・うぅん、人の命がかかってるんでこうして急いでるわけさ!」 コウの生きるか死ぬかをネタにのろけ?ソシエは思った。 コウさんへの御兄弟のお仕置きね、シャクティは思った。 「お喋りが過ぎたね、これから一丁気合入れるからね、しっかり何かに掴まっといで!」 「わわわ、ちょっと、もっと安全運転してよ!」 「任せな、ちゃんとブレーキも踏む・・・」 バキィっ! 「ちょっと何、今の音・・・」 シーマが足元から何やら掴んでソシエに差し出した。ブレーキのフットバーだった。 「壊れちまった。」 「ええええっ!!」 「はははぁ、こーなりゃ踏むのはアクセル一つ!あたしと坊やの恋路にはブレーキ不要の 片道切符がプレゼントってねぇ!もれなくお嬢ちゃんたちもご招待さ、遠慮は要らない ついといでぇ!!」 「イヤァアアッ降ろしてええええっ!!」 「時間もありませんので、急いでお願いします。」 「シャクティあんた何落ち着いてんのよおっ!」 「っしゃああ!まくるよおおお!!!!」 「ぎゃあああああああ!!!!!」 三人を乗せた赤のコンバーチブルは、ジオニック社への道程を亜音速で翔けていった。 281 名前:ロラン・ローラで大騒ぎ投稿日:03/12/04 13 23 ID ??? ところは再びジオニック社ラボ、スタッフルーム。社長のシャア、落ち着きを取り戻したナナイ、 主だった研究要員達にアムロが一同に介し、原因究明と今後の方策について論議された。 これまでの経緯と事故の発端と内容、その後の経過が説明され、その状況から様々な仮説、 予想が出され、それらからこの先行うべき方策が提示された。 纏めると、今回の治験で各機械類における人為的誤作動、故障等の過失は見受けられず、 情報面に技術的過失があると見て、OS、プログラムを洗い直す事で現状回復を果たし、併せて 治験の続行を推し進め、当初の目的を果たす。 これがほぼそのまま決定事項となり、諸処の細かい調整事項の確認を終えると直ちに、 研究要員達は持ち場に向かって散って行った。残ったシャア、アムロ、ナナイは今一つ、 とある懸案について話し合っていた。 「はっきり言って、貴社のソフトについては心配はあったんだ、ハードの信頼性の裏返しで・・・ ここはどうもマシンの性能に溺れる嫌いがある。」と、アムロ。 「アムロにはその点で謝らなくてはならん。確かにその風潮があるのは事実だ。私自身、その点を 誇り、改める気もなかった。その結果がこれだ。」と、シャア。 「私もそれを知ってはいましたが遂、具申せずにこれまできました。現場で見て見ぬ振りをした私の 責任です・・・」ナナイはそう言うとハンカチを手に顔を覆った。傍らでシャアが肩を叩いて 彼女を慰める。その光景を見たアムロは意を決すると彼らに告げた。 「こうなれば会社の垣根など関係ない、こちらも企業的に協力させてもらう。我社に掛け合って 支援を要請する!」 「待てアムロ、君は私と違って中間管理職だ、もみ消す力も地位も無い。私的案件で他社で業務を行えば、 事と次第によっては背任で会社から訴えられるぞ!」 「自分の弟の大事を人任せにし、責任まで押し付けること自体が悪いんだ!非は僕にもある!」 「しかし・・・」 「いいんだ、ジオニックの弱点に託けてずるく商売していたつけは、いつか払わされる日が来ると 思っていた。今がそれさ・・・連絡をとりたい、電話を貸してくれ。」 受話器を取ると、ラーカイラム社の番号を押すアムロの表情はとても落ち着いていた。 「・・・ブライトか、アムロだ、突然だが辞表と引き換えにお願いしたいことがある。」 282 名前:ロラン・ローラで大騒ぎ投稿日:03/12/05 14 33 ID ??? アムロが受話器を置いてから一時間の後、とある女性がラボを訪れた。部下のチェーン・アギだった。 彼女はやや大きめのアタッシュケースをアムロに手渡すと、悲しみの漂う眼差しで見つめながら言った。 「辞表は出しても受理はしない、その代わり一年の減俸と退職金の減額、一ヶ月の休日カットだと、 ブライトCEOが・・・」 「後は働いて返せと・・・そう言いたいのかブライト、でも決心に変わりは無いさ。彼には済まない事をした、 そして君にも・・・」 「そんな事はどうでもいいんです、事情は聞いてますし、私もそうすべきだと思います。でも、 責任とはいえ、自分勝手に辞めるなんて、私は納得できません!だってこれは人助けなんですよ、 社の技術流出なんてこの際言ってる場合じゃないじゃないですか!」 「人道的に正しくても社会通念として誤っている事は、サラリーマンはしてはいけない。故にどんな 理由でも、会社の所有財産を私的流用する事は容認してはいけないんだ。 そしてその前例を作ることも・・・」 わかっています、とそう言って俯くチェーン。いつもは慎ましやかで素直な彼女であるのに、今日は 自分にくってかかっている。はじめて見た彼女の変貌に内心びっくりしているアムロだった。 「今はそんな事より、こいつを使うことの方が先だ。これからすぐにマシンとの整合調整を・・・」 「いいえ、その”そんな事”の方が先です!会社を辞めてはいけません、部長!」 「場と状況をわきまえろ、チェーン、どうでもいい事だろう!?」 「いいえ、私には大事です!」 「チェーン!」 「あのー、込み入った話のところで申し訳無いんだけどさァ、あたしらここでどうしたらいいのか 教えとくれよ。」 はっと横を振り向くと、誰かを負ぶっているシーマと、静かに寄り添って立っているシャクティがいた。 シーマは頭やら腕やらに包帯を巻いていた。左目周辺に青痣もある。 「あ、申し遅れました、こちらに用があるという事で乗せてきました。途中、事故を起こしていたので 助けに行ったら・・・・」慌ててチェーンが事の次第を説明すると、シーマはけろっとしてアムロに 笑いながら言った。 「いやぁ、この子達連れて気張って出発したのはいいんだけどね、ブレーキが故障しちまったもんだ からしょうがない、適当な壁にマイマシーンをぶつけて止めたのさ。そこへ丁度この嬢ちゃんが 助けに来てくれたから手当てついでに、ジオニック社まで連れてけってお願いしたら行く先が 一緒だったんだよ、渡りに船ってねぁこの事さ。てな訳で早速だけど、コウはどこ?」 「今のうちにソシエさんも起こさなくちゃ。ソシエさん着きました、起きてください。」 そう言うと背負われたソシエのお尻をぽんぽん叩くシャクティ。 「イタッ!誰よ、さっき激しく打ち付けた所を触るのはっ!!・・・・って、ここどこ?」 「・・・・・とにかく、来てくださって有難うございます。色々ご説明差し上げねばなりませんので、 どうぞこちらへ・・・」 そういって三人をスタッフルームに案内するアムロ。その後を、釈然としない表情でチェーンは 彼の背中を見つめながら歩いた。 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ チェーン・アギ ロラン・セアック ローラ・ローラで大騒ぎ 性転換 長編
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/7722.html
182 名前:通常の名無しさんの3倍 :2014/12/27(土) 00 55 13.54 ID tAiFuLud0もしもシリーズもう一個書いてみた ~もしもロランが女の子だったら~ ローラ「兄さんおはようございます」 アムロ「おはようローラ」 ローラ「朝ごはんできてますよ新聞もテーブルの上に置いてあります。」 アムロ「おお、ありがとう」 ローラ「お弁当は玄関に置いてありますから忘れないでくださいね」 アムロ「ローラはいいお嫁さんになれるな」 ローラ「ハイハイありがとうございます、お世辞はいいから早く食べちゃってくださいよ」 シャア「お邪魔する」 アムロ「シャア!お前がなぜここに!」 シャア「アムロ今日はお前に用はない」 アムロ「何ィ!」 シャア「ローラ君私と結婚を前提にお付き合いしてほしい」 アムロ、ローラ「えええーーーー!!」 シャア「ローラ君は私の理想の女性だ、是非私と付き合ってくれ!」 ローラ「そんなこと急に言われても」 シャア「ローラ君は私が嫌いかね?」 ローラ「いえとっても素敵な人だとは思いますけど」 アムロ「ローラ、シャアは立派な男だ俺のライバルだからな、だからきっとお前を幸せにしてくれるさ」 ローラ「アムロ兄さんがそこまで言うなら・・・ふつつか者ですがよろしくお願いします」 シャア「と、なるわけだよアムロ、さあロラン君私と一緒にネオチャイナにある娘溺泉に行こう」 アムロ「んなわきゃねーだろがぁ!!」 ロラン「グエン様が出てこないのはなんでですか?」 シャア「彼は少年愛の人だからな」 アムロ「大事な娘をシャアなんぞにやれるか!」 ロラン「兄さん、娘じゃなくて妹、でもなくて弟ですから、でもグエン様に狙われなくなるのはいいですね」 アムロ「ロランも悩むな!」 ソシエ「そーよ!ロランが女の子になったら困るじゃない!」 ロラン「なんでソシエお嬢さんが困るんですか?」 ソシエ「う、うるさいわね!とにかく困るのよ!
https://w.atwiki.jp/gundamfamily/pages/9028.html
395通常の名無しさんの3倍2022/05/06(金) 17 53 24.86ID 5ek+O5Vg0 その日、外から家に帰ってきたジュドーは、 キッチンで兄のロランがパンを作っていることに気がついた。 ジュドー「おいしそ~!」 ロランのパン製作の技術はプロレベルに近いものがある。 この街にはキースがいるパン屋、あるいはカロッゾが店主のベーカリーがあるが、 ロランのパンはそことほぼ同じくらいの凄さと言ってもいいだろう。 家族であるシーブックはカロッゾの店で働いているが、 ロランのテクニックを自分の目標の一つにしているのは間違いない。 シーブックが料理に関して努力家なことは確かだが、 その話題は今回の話の本筋からそれるので、申し訳ないが割愛する。 さて、今回ロランが作っているのはアンパンマンの顔の形をしたアンパンである。 ジュドーはこの丸いパンを早く食べたいと一目見て思った。 ロランの料理の腕前は金銭的価値では計ることができないものである。そうジュドーは考えていた。 本来なら商才のあるガロードあたりと組んでロランの料理を大量に売れば、たちまち利益が出るだろう。 それをしない、そういう商売をしないのは、調理する兄の負担になるからだ。 同時に兄のいつもの料理をいつものように食べたいという想いも存在する。 その気持ちは他の兄弟達にとっても例外ではない。 アムロ「ロランのパンを早く食べたいな。これは期待大だ」 ロラン「アムロ兄さん、もうちょっと待ってもらえれば」 アムロはロランのパン作りを見ていたが、嬉しそうな顔から急に考えこんだ表情になった。 ジュドー「どうしたの、アムロ兄さん?」 アムロ「アンパンマンのことを考えていたら、気になることがあってな」 ロラン「パンを投げるパン工場の人について考えていたら、 巨人の投手にスカウトしたくなったとか? あそこの人達、剛球でコントロールも良さそう」 アムロ「どこまで俺を野球好きだと思っているんだ!?」 ロラン「カバオとチーズの声優が同じことに今さら気付いた」 アムロ「それはもう前から知っているよ。 今はジャムおじさんの声もやっているのを知った時は山寺さんの凄さを改めて認識した」 ジュドー「それじゃ、何?」 ジュドーの問いにアムロは真面目な顔をして答えた。 アムロ「この街にジャムルフィンという機体があっただろう。 あれに乗っているパイロット達はまわりの人からジャムおじさんと呼ばれているのだろうか」 ジュドー「さあ……? 考えたことないね」 link_anchor plugin error 画像もしくは文字列を必ずどちらかを入力してください。このページにつけられたタグ